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M&Aノウハウ特集

ここがポイント! M&Aアドバイザーの「選び方」

M&Aを検討する初期段階で、売り手の方がいだく疑問は、主に以下の3点に集約されると思います。
① そもそも自分の会社は売れるのか?
② 実際にいくらなら売れるのか?
③ どんな相手先に売却すれば、従業員の雇用を含めた事業の継続が担保されるのか?
これらの疑問に的確な回答をしてくれるのはやはり、M&Aアドバイザー(あるいはM&Aに精通している税理士や弁護士等)をおいて他にはいないと思われます。今回は、M&Aアドバイザーに話すべき内容とM&Aアドバイザーの選び方についてお話をしていきたいと思います。

【M&Aアドバイザーに話すべきこと】

一般にM&Aアドバイザーはクライアントから相談を受けるにあたって、クライアントと「秘密保持契約」を結びます。ですので、安心して遠慮なく、ご自身の想いや疑問を正直にお話しいただければと思います。M&Aではそのフェーズ(局面)ごとに、最初は気づかなかった点や追加すべき条件、リスク、課題などが徐々に明らかになっていくものです。M&Aアドバイザーは、その都度それらを適切なタイミングで検討し、相手側と協議、提案することで各種の課題解決にむけ対処していきます。また、M&Aに関する事例やいままでの経験を活かして、リスクの回避や低減、解決方法を提案などを提案してくれるかもしれません。気にかかっていることは些細と思われることでも、何でも気軽に相談するのがベストでしょう。

【M&Aアドバイザーの選び方】

昨今のスモールM&Aの活況に伴い、M&A仲介業者やM&Aのマッチングサイトも増加しています。大手M&A仲介会社から独立して起業したケースや経営コンサルタント事業から転業したケース、税理士事務所が母体であるケースなど、その成り立ちも様々です。それではそんな数多いなかから、何を決め手にM&Aアドバイザーを選べばよいのでしょうか? 
先ずは仲介業者がどの規模の取引をターゲットにしているかを見極めることが重要です。数億円単位のM&Aを中心に取り組んでいる仲介業者ですと、スモールM&Aに対する取り組み姿勢はないに等しいでしょうし、1000万円から3000万円程度の取引を主軸にしている仲介会社ですと、1億円を超えてくるような取引の取り扱いは経験不足と考えられます。仲介会社のWebサイトに掲載されている報酬額を参照することで、その仲介会社がどのレンジの取引を得手にしているのか、おおよその見当をつけることができるでしょう。自社の規模と同程度の規模のM&A取引に精通している会社を選ぶことが第一です。

【M&Aアドバイザーを選ぶ際の注意点】

自分にとってピタリとあうM&Aアドバイザーを探すために7社も8社も面談する経営者の方がいらっしゃいます。確かに比較検討するためには母数が多いにこしたことはないでしょう。しかしながら、M&Aは極秘で進めるものであり、情報管理が非常に重要になります。そういった観点からも「秘密保持契約」を交わしているとはいえ、あまりに多くのM&Aアドバイザーと面談するのは得策ではないと考えられます。最初は2~3社をピックアップし話しを聞いてみて、満足できるところがあれば良いですし、なければもう1社増やしてあたってみるというように、情報漏えいのリスクを抑えながら、よりベターなM&Aアドバイザーを探していく方法をお奨めします。